Kappa Wine Garden 2019 in 田主丸の報告

2019年度

2019年12月14日(土)16:30~21:00に、田主丸中央商店街「かっぱ茶屋」「旧古賀薬局」中心に、18:00からは周辺を歩行者天国にして、ビアガーデンのワイン版「Kappa Wine Garden 2019 in 田主丸」を開催しました。

ほとんど使用されていない「かっぱ茶屋」を有効活用することで、人通りが少なくなった商店街の魅力を発信し活性化させたいという思いから、特に、久留米市内を中心とした20代から30代の若い世代に田主丸の魅力を発信し、地域の方々にも田主丸の魅力を再認識してもらうことを目的として活動しました。

空間デザインは、久留米工業大学ASURAに協力依頼し、意見交換をして進めました。かっぱ茶屋は木造古民家の内装を活かした温かみのある空間、旧古賀薬局は西洋風の外観を活かして神殿のような空間に。竹オブジェ作成のため、竹林で伐採したのち作品作りをしました。

広報活動としては、2019年10月31日に「田主丸だより」にて告知開始。その後、久留米大学HPやSNSでポスター・フライヤーと共に宣伝文を掲載しました。田主丸町を中心に、JR久留米等にもポスター・フライヤーの掲示をしました。(ポスター・フライヤーはASURAにデザインを依頼しました。)

当日の飲み物は株式会社巨峰ワイン様に協力していただき、ワインとジュースを提供しました。食べ物は田主丸の人気店 たこやき大王様が、今回のイベント用に特別におつまみプレートを作ってくださいました。また、ASURAは自作の飲食を準備しました。

かっぱ茶屋では、藤谷ゼミの学生たちが巨峰ワイン様とたこやき大王様がご準備いただいた飲食を提供。屋内では田主丸の歴史がわかるビデオ上映と共に、語り部に田主丸について話していただきました。真剣に見てくださる方が多かったことが印象的でした。

また、旧古賀薬局では、ASURAがカクテルやワインを使用したゼリーなどを盛ったおつまみを販売しました。

お客様には、1500円チケット(100円券10枚+おつまみ券1枚)もしくは1000円チケット(100円券5枚+おつまみ券1枚)を購入していただき、お好きな飲み物やおつまみと交換していただきました。チケットを追加購入される方も多数おり、ワインを何杯も注文していただきました。ワインの種類が豊富だったことも好評の要因だと考えています。想定以上の来場により、ワインの追加発注も行いました。

想定客数の2倍近くの方々に来場していただき、一夜ではあるが、商店街を活気のある空間にできたことは成功だと思っています。田主丸地域の方や偶然通りかかり立ち寄った方もおり、交流が生まれていた点も良かったです。

しかし、田主丸地域の年配の方々が多く、ターゲットであった20代から30代をあまり呼び込めませんでした。広報が田主丸周辺が中心となり、久留米市街地に広く宣伝できなかったことやSNSがうまく活用できなかったことが要因だと考えます。活動の様子も随時SNSにあげることで、イベントも田主丸の魅力も知ってもらえたのではないかと思います。

また、準備が遅れてしまったことが今回一番の反省点でした。ポスター・フライヤーの配布がイベント2週間前と直前になってしまったため、イベント認知を広げられませんでした。イベント詳細の決定が伸びてしまったことで取り掛かるタイミングが遅くなったことや、会場準備についてもイベント開始時間までに終わらない箇所もあったため、先を見越した準備を進めなければいけませんでした。第1回目のイベントということもあり、チケットのシステムやワインについての質問や机やごみ箱がほしい等のお客様からの意見も多数あり、これらの意見をもとにイベントの質を上げていきたいです。

ご協力いただいた関係者・田主丸のみなさま、ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!