第12回ちくご川竹筏に参加しました

2024年度

2024年10月5日・6日に開催された「第12回ちくご川竹筏」に参加しました。
地域資源でもあり、かつ、「厄介者」ともなっている竹(林)を、楽しみながら活用して課題解決につなげていこうというこのイベントには、藤谷研究室が発足した2015年から関わりをもってきました。

竹で筏(いかだ)を組んで筑後川でレースや乗船体験をするということがメインですが、数ヶ月前に竹林に入って竹を伐るところからこのイベントは始まります。
そのため、実は、10期生は、後期「演習IIB」が始まる前の夏休みから活動を開始しました。
大学近くの久留米市有の竹林で、苦労しながらも、筏を組むのに適した太さ・長さの竹を協力して伐り出しました。初対面のメンバーもいましたが、いきなりの外での活動で、一気に打ち解けることができました。

10月5日。会場の、ゆめタウン久留米の裏・くるめウス下の筑後川河川敷に集合し、5日(初日)は竹でテントを組んで受付・休憩所を設置したあと、いよいよレース・体験で使用する筏を組む作業を行いました。
縄の扱い方など、はじめてのことばかりで、なかなかスムーズにはいきませんでしたが、楽しみながらみんなで組み上げることができました。
その後、ボートで川遊びを楽しみ、竹で箸を作ったり、斜めに切った竹で灯籠でつくるなどしているうちに日も落ちて、夜はバーベキューを楽しんで、参加者やゼミ生同士の交流を深めました。

そして翌6日、一般参加の方も集まり、追加で必要な筏を協力して組み、いよいよレースがはじまりました。
各チーム2人ずつの乗船で、対岸までの往復タイムを競うレースですが、下流方向に流されてしまうのを必死に漕ぎ続け、見事、藤谷研究室チームは優勝することができました!
最後は、使った竹をチップにする作業をおこないました。庭や花壇に撒くと雑草を抑える効果があるなど、意外とニーズが高く、欲しい人たちが持って帰って、すぐになくなってしまいました。

地域に生い茂る竹を伐り出し、それを使って筏などを組んで身近な筑後川で遊び、それを最後まで有効に使うというこの取り組みは、地域資源と地域課題の解決を結びつけて考える、とても大切な取り組みです。
ただ、このイベントも担い手不足に直面しており、継続が難しくなっているということから、来年度は、藤谷研究室が軸となって実施することになりました!
少しずつ準備を進めていますので、また情報発信していきます。
来年度は、ぜひ、たくさんの方が、できれば竹林作業から参加していだき、楽しみながら地域課題を向き合っていただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いします!